文学好き、漱石好き必見!「漱石山房記念館」、「漱石公園」に行ってみました!

夏目漱石 漱石山房記念館漱石作品に関する豆知識

「漱石山房記念館」は、2017年にできたばかりの記念館なので、意外と知らなかった or まだ行ったことがない!という方も多いのではないでしょうか。

というわけで、今回の記事では「漱石山房記念館」と、隣接している「漱石公園」についてまとめてみたいと思います。

ただ、取り忘れていた写真も多々ありますので、あまり詳しく書けていない箇所もございます。その点、ご了承くださいませ。(そのぶん、実際に訪れる楽しみが増えるということで…)

はじめに:漱石山房とは?

そもそも「漱石山房」とは、早稲田南町にある夏目漱石が晩年に過ごした家のことで、特徴は、和洋折衷の平屋建てということと、庭にあった芭蕉の木、ベランダ式の回廊などです。

この「漱石山房」で晩年を過ごした漱石が書いたのは「坑夫」以降の作品なので、「夢十夜」、前期三部作の「三四郎」、「それから」、「門」、後期三部作の「彼岸過迄」、「行人」、「こころ」、そして「道草」、「硝子戸の中」、「明暗」が「漱石山房」で執筆された作品になります。

また、有名な「木曜会」もこの「漱石山房」で開かれていました。

※建物自体は昭和20年(1945年)5月25日の空襲で焼失してしまったようです。

漱石山房記念館の基本情報

「漱石山房記念館」とは、前述したとおり漱石が晩年を過ごした早稲田南町の旧居(漱石山房と呼ばれていた)の一部を再現し、漱石生誕150年を記念して建てられたものです。新しいだけあって、パッと外見だけを見るとけっこうモダンなデザインの建物です。

1階には、グッズ販売や漱石の作品を自由に読めるカフェ、生い立ちが中心の展示などがあり、地下には漱石関連の本が3,500冊ほどある図書室(貸出不可)とイベントなどが行われる講義室があります。

2階は主に展示室(通常展・特別展)で、自筆原稿や手紙、初版の書籍があり、僕が行った時には特別展示として以下の内容の展示になってました。

「漱石と髙浜虚子」-「吾輩は猫である」が生まれるまで
(2019/12/3から2020/2/24)
【新宿区立漱石山房記念館基本情報】
〒162-0043 東京都新宿区早稲田南町7
TEL:03-0305-0209
【開館時間】 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
【休館日】 月曜日 (月曜日が休日の場合は、直後の休日でない日)
※年末年始、設備維持のためなどの臨時休館日
【観覧料(通常展)】 一般300円、小・中学生100円
※特別展等の観覧料、団体割引などは公式ホームページをご確認ください。
※駐車場はないようです。
※ちなみに1階には、授乳室、多目的トイレもあります。
【漱石公園】
【開園時間】
4月~9月 午前8時~午後7時
10月~3月 午前8時~午後6時
※年中無休※入園無料

詳しくは公式ホームページでご確認ください。
新宿区立漱石山房記念館

漱石山房記念館へのアクセス(地下鉄東西線早稲田駅から)

①東西線早稲田駅3b出口を右方向に進みます。②出口を出るとすぐに看板があります。
漱石山房記念館 アクセス 早稲田駅漱石山房記念館 アクセス 看板
③八百屋さんがある方向にわたります。④信号を渡ると漱石山房通りがあるので真直ぐ進みます。
漱石山房記念館 アクセス 八百屋漱石山房記念館 アクセス 看板
⑤猫が目印です(全部で何個あるんだろう)⑥ひたすらまっすぐ進むだけです。
漱石山房記念館 アクセス 目印漱石山房記念館 アクセス 漱石山房通り
⑦しばらく進むと早稲田小学校が見えてきます。⑧ここにも目印の看板があります。
漱石山房記念館 アクセス 早稲田小学校漱石山房記念館 アクセス 看板
⑨察房通りに出れば目印はたくさんあるので安心ですね。⑩歩くスピードが速い方は徒歩で10分もかからない距離だと思います。
漱石山房記念館 アクセス 漱石山房通り漱石山房記念館 アクセス

漱石山房記念館中へ!内部の詳細

1階は、夏目漱石に関する導入展示や・山房の再現展示・カフェ・ミュージアムショップがあります。僕はここで「空也最中」を食べなかったことを激しく後悔しています…是非、皆さんは忘れずに食べてみてください。また、カフェの店員さんのメイクは猫意識なのか~けっこう独特?ですよ。

1階のミュージアムショップでは、竹しおりや書籍、ガイドブックやミニトート、絵葉書等々が販売されていました。

導入展示では、漱石に関する基本的な情報が紹介され、有料の再現展示の部分は、書斎、客間、ベランダ式回廊が再現されていました。

漱石山房記念館 書斎

 

2階の展示は、漱石の作品に関する情報や、漱石に関連する人々について、原稿、手紙、初版本の展示などがあり、僕が行った際には特別展として「漱石と髙浜虚子 – 吾輩は猫であるが生まれるまで」の特別展示がされていました。

地下1階には講座室と図書室(※貸し出しはできない)があり、この図書室には漱石に関する書物が約3500冊も並んでいて驚きました。漱石に関する本を少しとは言え読んできましたが、ここまでいろんな本があるんだと改めて思いましたね。いざ、書物を目の前にするとなかなかの量ですよ…。

隣接する漱石公園について

漱石公園入口にある漱石胸像の写真

漱石山房記念館 漱石胸像

公園内にある展示スペース、道草庵

漱石山房記念館 道草庵

猫塚の写真

漱石山房記念館 猫塚

※猫塚に関する詳細は以下のページに書いていますので、是非読んでみてください。

夏目漱石「吾輩は猫である」あらすじ、名言、豆知識、感想など
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公園内にある漱石ゆかりの植物の写真

※冬に訪れたこともあって、実際に咲いている写真を撮影できませんでした。

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漱石の散歩道

漱石山房記念館 漱石公園

「漱石山房記念館」、「漱石公園」についてのまとめ

2月に初めて訪れたはよいものの、ようやく記事にアップできました。果てしなく遅い更新ですね(笑)

とはいえ改めて書いてみて、いかに自分がブログというものにまだ慣れていないかがよくわかりました。もう少し撮影する写真に工夫が必要なことや、訪れるタイミングなんかも意識しないとですね。反省です。

僕個人としてはとても楽しめましたが、次回行く…となると、よっぽど自分にとって魅力的な特別展示がされていない限りは足が向かないかもしれません。(もう少し近かったら気楽に行けるのだけど)

あとは空也最中目当てであったり、漱石関連のグッズ目当てであるか…。

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